絵模様

だいぶ長い人生を送ってきました。

そろそろ、終盤戦に入りかけています。

いろんな夢を追いかけて、ドキドキしていた時期は遠い昔になりました。

仕事も出来る範囲でこなし、社会に少しは貢献できればいいかな・・・と思うこの頃。

電車の中で、精一杯おしゃれをした若い方を見かけると、ふと、自分の感覚が冷めてしまっていることに気が付きます。

自分の人生は、次はどんな展開が待ち受けているんだろう・・・・と期待していた若い頃

結婚して、厳しい現実を前に挫折した日々

そんなこんなの日々はずっと前から、それぞれの形で、それぞれの人に訪れているのでしょう。


子供たちはそれぞれ結婚して自立している今、これからどのように時間を進めていこうか。

凡夫が膝を痛めて、杖に頼るようになった昨年は、そのフォローに苦慮した日々でした。

重いものは全部私が処理することになり、体力に自信の無かった私にはちょっとハードな生活になりました。

凡夫は未だに手術もせず、同じ状態ですが、そんな生活にも慣れてきて、やはり何でも受け入れて行くしかない・・・と思うこの頃。

何となく、ふと、自分の人生は自分でキャンパスに絵を描いているような感覚になりました。

幼い頃のつたない絵、若い頃のメルヘンチックな絵、夢を追っていた頃の強い線で描いた絵、時間に追われていた頃の雑な絵、楽しかったときの絵、、悲しかった時の暗い絵・・・それらが全部1枚の絵に重なり合っているような気がしてきました。

そして、悲しみに暮れる時、その強い線を涙がやんわりぼかしてくれるような気がしています。

これから描くであろう絵が仕上げの段階になるような気がします。

最後の仕上がりが、やわらかく、ふんわりした形になることを願います。